ニューヨークのツインタワーを連想させる
「マンハッタンシェイプ」と命名された特徴的なデザインを持つ先鋭的なパソコンでした。
当時PC-9801全盛の中、グラフィックや音楽等マルチメディア的な要素に優れたX68000は
X68K・ペケロク等の愛称で、マニアックなパソコン愛好家から
ある種カリスマ的な支持を得ていました。
そのX68000の上で動作する音源ドライバMXDRV用の音楽データを
アンドロイド端末で聴くことができるアプリ、
GAMDX - Android MXDRV Playerをご紹介します。

まだインターネットも無く、電話回線を使う「パソコン通信」の時代に
多数のMXDRV用音楽データが愛好家によって発表されています。
イース、ソーサリアン等のパソコンゲーム、グラディウス等のアーケードゲーム音楽が多く、
ゲームミュージック黎明期の音楽をアンドロイド端末で愉しむことが出来ます。

MXDRV用の音楽データは拡張子が.mdxです。
音楽データはGoogleで"mdx データ"等のキーワードで検索すれば見つかります。
MP3等の音声データと比べてファイルサイズが遥かに小さいので、
100曲、200曲入れたとしてもほんの僅かしかディスクスペースをとりません。
手持ちのainol NOVO5で試用してみたところ
通常のデータは快適に聴くことが出来ますが、
ドラム音等にPCM(サンプリング)を使っている曲では処理が追いつかず音が途切れます。

↑設定メニューの再生レートをデフォルトの44kHzから22kHzに変更すればかなり改善されますが、
それでもPCMを多用した重めの音楽データでは音がとぎれる場合があります。
GAMDXはAndroidマーケットには登録されておらず
作者のGAMDX配布ページ
http://gorry.haun.org/android/gamdx/
でダウンロードすることが出来ます。
もうひとつ別のMDXプレーヤーをご紹介しましょう。
MDX Player for Android
http://clogging.blog57.fc2.com/blog-entry-160.html

PCMの再生に関してはこちらの方が軽い動作で、
GAMDXで途切れるデータもスムーズに再生できますが、
一部の曲では音程、モジュレーションがおかしいことがあります。
また、タブレットのバックライトが消灯されると再生が止まってしまうので、
以前ご紹介したバックライト管理アプリを使って
MDX Playerが動作中は消灯しないようにする必要があります。
追記:最新版のMDXPLAYER for Android 2011-11-18ではこの現象は修正されています。
GAMDXとMDX Player for Androidでは
それぞれ音の再現性が違ったり、一長一短があるので
好みで使い分けると良いでしょう。
*音のとぎれに関してはRK2818搭載のNOVO5でのレビューであり
処理速度の速い機種を使われている方はおそらく大丈夫かと思われます。
リアルな音が当たり前の時代ですが、
昔の音源を聴くと懐かしいだけではなく、ある意味新鮮でもあります。
どちらもFM音源好きにはたまらないアプリです。
当時、国内のパソコン通信ではLZH形式(拡張子.lzh)で圧縮するのが主流という時代背景もあって、
ネット上にはLZH形式でパッケージされたMDXデータが多く見られます。
PCではLZHを解凍出来るソフトは沢山ありますが、Androidアプリでは見かけません。
どうしてもAndroid端末で解凍したい場合はブラウザで
http://wobzip.org/
にアクセスしてLZH形式のファイルをアップロードすると、
自動的にZIP形式に変換してダウンロードすることが出来ます。
しかし、見ず知らずのサイトに端末内のファイルを送信するのは如何なものかとも思うので、
自分のPC上で解凍することをオススメします。
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