2011年09月27日

【第1回】NOVO5(RK2818搭載)のカスタムファームウェアを作る

★NOVO5(RK2818搭載)のファームウェア構造

ファームウェアの改造を始める前に
ainol NOVO5、CUBE Q7PRO等、RK2818搭載のAndroidタブレットのファームウェアが
どのような構造になっているかを少しだけ解説してみたいと思います。
生半可な知識によるものなので、間違った説明があった場合はご容赦下さい。
また記事内に出てくるafptool.exeやrkdecrypt.exeについては
Googleで検索してみて下さい。


では、今回のターゲットであるainol NOVO5にもインストール可能なファームウェア、
CUBE Q7PROのファームウェアを例に説明してみます。

ファームウェアは●●●.imgという一つのファイルで提供されています。
このファイルをafptool.exeを使って解凍します。

すると図1.のようにファイルが展開されます。

NOVO5(RK2818搭載)のファームウェア構造

Imageディレクトリの中にsystem.img、boot.img等、5個のファイルがあります。
これらはcramfsのイメージファイルです。
cramfsとは一つのイメージファイルの中に複数のファイルやディレクトリ構造を内包できるファイルシステムです。

例としてsystem.imgを展開してみましょう
殆どの場合、メーカー純正ファームウェアはエンクリプト(暗号化)されていると思われます。
rkdecrypt.exeでデクリプト(複合化)して暗号化を解除した後、cramfsck.exeで展開します。
図2.のようにSYSTEM関連のディレクトリがsystem.imgに収納されていることがわかります。

rk2818system.imgの構成

タブレット本体でこのイメージファイルをマウントすることで、
通常のファイルのようにアクセスできます。
ただしcramfsは読み出し専用のファイルシステムなので、
内部に存在するファイルの書き換えや削除はできません。

つまりインストール後にはシステムの改変も出来ないし、
ファームウェアに最初から組み込まれているアプリのアンインストールもできないのです。

そのため、z4root等のアプリを使ってルート化する方法はNOVO5やQ7PRO、ONDA VX580Wに限らず、
cramfs形式のファームウェアを使用しているAndroidタブレットでは通用しません。
root化するためには、あらかじめファームウェアそのものをroot権限がとれるように
自分で改変してからインストールする必要があります。

RK2818用のファームウェアはこのように二重の構造になっているため
ファームウェアの改造をして実機でテストするにはちょっと手間がかかります。


では最後に、ファームウェアカスタマイズの手順を整理してみます

1. 目的のファームウェアイメージファイルをafptool.exeで解凍する

2. システム関連ファイルを改変したい場合は
system.imgをrkdecrypt.exeで暗号解除した後、cramfsck.exeで展開する。

3. 目的のファイルの追加、削除、変更などが終わったら
mkcramfs.exeを使って新たなsystem.imgを構築して、オリジナルのsystem.imgと入れ替える。

4. 他に改変するimgファイルがなければ最初にafptool.exeで展開し
改変済みのファイル群(図1.)をafptool.exeを使ってファームウェアイメージファイルとしてパックする。

5. 作成した改造済みイメージファイルを専用の書き換えツールを使ってAndroidタブレットに書き込む。

第一回目はここまでとします。

ファームウェアの改変行為は全て自己責任で行わなければなりませんし、
せっかく購入したAndroidタブレットを起動不能にしてしまう可能性が高いとても危険な作業です。

当ブログの記事では細かい作業手順は書きません。
あくまでもヒントとしてお読み下さい。
意味がわからずに作業すると必ず失敗します。

もし不明な部分や理解できない部分があったなら、
必ず自分で検索をして調べることが自身のスキルアップにつながります。
殆どの答えはネット上で見つかるはずです。
Androidタブレットに関しては海外のフォーラムが参考になります。

もちろん当ブログの情報も含めて、筆者の思いちがいやタイプミスのために
意図せず誤った情報を掲載している場合もあるかもしれません。
またその情報が自分が持っている機種に当てはまるかどうかも見極める必要があります。

少し根気の要る作業ですが、
ネット上の膨大な情報の中から「正解」を見つけた時の喜びは大きいものです。

次回からそれぞれの行程の補足説明を書いていく予定です。

■NOVO5ファームウェア■

↓ainol NOVO5








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